大野智『世界一難しい恋』５話感想②走る２人とまさかの告白成功！おめでとう鮫島社長！

こちらはドラマ「セカムズ」こと「世界一難しい恋」第５話の感想その２になります。

毎回のことですが今回も盛大にネタバレしています。
そしてリピするごとになにかかしらの感想が湧き上がってきますので随時更新しております。

CM明けて石神さんが車の中で本を読んでいるシーンからスタート。
そこへ音無さん（三宅弘城）が近づいてきます。
初めての２ショットですね。なにかを期待させる組み合わせです。

２人はお互い指文字でゼスチャー「B」。
どうやら２人の趣味はB級グルメ食べ歩きのよう。
また面白い設定かましてきましたね。
辺りを見回すような感じで車に近寄ってきた音無さん、社長がいないか確認していたんでしょうか。

石神さんは「イシガミシュラン」という独自の手帳まで作ってる拘りよう。

いろいろ尋ねてくる音無さんに得意げにこたえる石神さん。
心なしか早口です(笑)
人気店の人気メニューに携わったことを自慢する石神さんに「天才っすね！」と感動しきりの音無さん。
三宅さんの面白さ炸裂です。

社長が率先して石神のお祝いパーティーを開くことを告げる音無。
ちょっとスネ夫モードです。
そして嬉しさで顔がほころんでしまう石神。
杉本哲太さん、いいお顔してます。

突然のパーティーの告知に戸惑う企画戦略室のメンバー。
丸田潤役の若林誠さんがカッコいいですね。
白浜部長と２トップです。
あ、三浦くんがいるから御三家か←古い

そして石神さんの名前を「石橋」と絶妙に間違える三浦。
まひろちゃんの頭をポンポンしただけで、みんなからドン引きされまひろちゃんにセクハラ呼ばわりされる三浦。
みんなから「みうらーー」と一斉につっこまれてます。

この企画戦略室の一体感がいいですね。
もうちょっとこの関係性がみたいので出番増えたらいいな。

鮫島社長は社長室で「パーティー盛り上げテクニック」などの本を読み漁り勉強に余念がありません。
ここで自分の株を上げるため必死です。

そしてふと開いたページに釘付けに。
そこには「ゲストを飽きさせないテクニック　サプライズ演出」の文字が。
舞子にみられないように隠す社長可愛すぎ。

鮫島社長のサプライズ

結婚相手を３０年想っていた石神さんに馴れ初めを聞く皆さん。
そこでも「B」が出てきます。
何気に仲良しです。

そんな中、まひろは話のあやから三浦とお似合いと言われ否定するも、白浜部長からも同意されてショックを受けます。
前回からこちらも気になる展開になっています。
表情がショックを表に出さずに明るく振る舞うけど内心は…ってのがよく出てる、彼女は意外とオトナです。
好感度アップですよ！

そこへ社長と舞子が謎の外国人を伴って合流。
なぜか石神さんと同じ制服を着ています。
この方ジャックさんという方でF3000の元ドライバーという設定。
マッチ先輩と一緒ですね。
まさかこの前社長室で舞子と言っていたことをホントに実行するのではと焦る私。
だってチーム鮫島はこの２人じゃないといやなんですーーーー( ;∀;)

ところがこれは社長が考えたサプライズ。
クビとみせかけて、石神に会社設立以来の長期休暇を与えて新婚旅行に行けと言います。

手には分厚いご祝儀袋！
ドヤ顔でご祝儀を渡す社長。
ちらちら美咲の様子をうかがいますが、まひろの介抱で忙しい美咲は全く気が付きません。社長ーーーー( ;∀;)
でも石神さんには熱ーい抱擁を受けてます。

自分なりに頑張ったのに成果が見られず目に見えて落ち込む社長。
そしてげきおこぷんぷんまるです。
「やっぱりあいつは学級委員だ」
でもネクタイはやっぱり緑。よく持ってんな。

そして「おればっかり努力するのはウンザリだ。
優しいウソのつけない器の小さい男でけっこうだ。
俺はモテる男にはなれなかった。…なれなかったんだよ。」
諦めてしまうのか社長。
今まではお風呂上りに頑張って飲んでいた牛乳も今日は飲み切れないよう。

演技だとわかってはいるんですが、大野さんの大ファンであるので悲しげな表情をみるとこちらまで悲しくなります。
大野さんだからなのか、鮫島社長に肩入れしてるからなのか。

美咲は美咲なりに考えてる様子ですが、この時点ではどういう返事をするのかまだわかりません。

美咲がお風呂で考え込んでるシーンなんですが、第１話の零治のお風呂シーンにかぶせてきてますね。
デジャヴなのか。
それとも第１話の零治と同じように相手が気になってるけど、なぜ気になってるかわからないのか？

これ第５話を最後までみたらわかるんですが、やっぱり第１話での零治が恋に落ちたのにまだ理解できてない場面をなぞらえてると思うんですよ。

同じようにお風呂で相手のことで思い悩む２人。
この時点で２人とも恋に落ちてるんだけど気が付いてないという、同じ心の変化を全く同じアングルで描いているのではないでしょうか？
そうだったとしたらオシャレというかよく考えられているというか。

余談ですが前回メダカが孵化して卵がはじけるように、零治の美咲への思いが一杯になって告白という形ではじけてしまうという演出が大変秀逸だったと書きましたが、このお風呂のシーンも私の読みが当たってればすごく細かい演出がなされていると思います。
そうでなければお風呂のシーンってあまり必要ないと思うし。
牛乳の件に風呂は必要だけど入浴シーンは必要ないし。
これからも思い悩むシーンはin風呂というのが定番化するんでしょうか。

思い起こせばこのセカムズの初回予告で大野さんの入浴シーンをみて狂喜乱舞したのが遠い昔のようです( ;∀;)

諦めモードの鮫島社長

翌日出社した社長、ネクタイが緑色じゃありません。
告白してから一途に緑だったのに。
何かを考えている美咲。
それを心配そうに見つめるまひろ。女の友情ですね。

社長室でメダカをみつめる社長がめっちゃイケメン。
でも悲しそうなのがツラい。
そこに美咲が現れ、夜に返事を伝えることを告げます。
やっぱり諦めモードの社長。
その美咲に音無から突然の仕事依頼が。
７時まではジムに行くと約束しているのに、この展開は時間に間に合わないというニオイがプンプンします。
いや絶対そうでしょう！

案の定打ち合わせが長引き、ジムで１人寂しく美咲を待ちますがタイムアップ。
零治は着替えて車のある地下に降りていきます。
待つように勧める２人にかたくなな零治。
しかしやっぱり我慢できずもう一度ジムに戻ります。
２人には
「走りたいから戻るだけだ。」
と強がる零治。心配そうな２人。

ジムに戻った零治はなにかを決意したように走り出します。
そして美咲も帰り道をひた走ります。

ここでもお互いの行動がシンクロ。
お互いが同じ気持ちというのが行動でわかる仕組み、こっちまで走ってる気分になりますよ。
そしてまだラストを知らない私は、もうドキドキで居ても立っても居られなくて部屋をうろつくゴリラ状態( ;∀;)

ひたすらランニングマシーンで走りながら零治は今までの美咲との思い出を振り返ります。

出会い。
ジムで涙する美咲。
牛乳を飲む零治に笑顔をみせる美咲に恋におちる瞬間。
犬の名前「ごすけ」。
しりとりででてきた「クビアカトラカミキリ」に喜びを隠しきれない自分。
「ごすけという名前が好きなんだ！」。
キノコの趣味をステキと言われ海で喜ぶ自分。
告白できないふがいない己に涙する自分。
そしてメダカの孵化で思わず告白してしまう自分…。

こう書き連ねると全部爆笑したシーンばっかりなんですが、回想シーンで見るとちゃんと恋愛ものになってるのが摩訶不思議。

汗だくでひたすら走り続ける零治に舞子と石神が迎えに来ます。
「次のオリンピックで金メダルを目指してる」
と小学生のようなウソをついて走り続ける鮫島社長。
意外とそれに食いつく石神さん。
このズレ加減がいい(笑)

そこに走ってきた美咲が登場。
気が付いた石神と舞子は、物陰に隠れて様子をうかがいます。
この２人、ジムでは隠れてばっかりですね。
そして美咲も汗だくです。

美咲の返事は…？

遅くなったことを詫び
「もういらっしゃらないかと思ってました」
「１９時まではいらっしゃると聞いてましたので」
と言う美咲に
「実はな、俺もついさっき来たとこなんだ」
とウソをつく零治。
ちょっと涙もんです。

しかしランニングマシーンの数字で７４分２２秒、距離にして１１．７４㌔も待っていたことが美咲に気づかれます。

それに気づいてマシーンを切る零治。
諦めモード全開です。
汗だくの状態でもう長いこと待ってたのはバレバレなんですが。
この姿をみたら零治の優しいウソが心に染みますよ。

待たせたことを詫びる美咲に
「全然だ。
メダカの孵化を一緒に見てから今日まであっという間の日々だった」
イイ男じゃないですか( ;∀;)
もうこのあたりから涙腺が( ;∀;)
フラれると覚悟している男の最後のセリフとして美しい。
これは本心なんだと思います。
声のトーンも言い方もものすごくキレイ。
こんなん言われてキュンとこない女子がいるでしょうか！いやいない！

そして美咲に優しいウソをつく時だけ棒読みになるんですね。
ここの使いわけが非常に上手い！
断ろうと思っていたという美咲からのまさかの返事が

「私も社長と同じ気持ちです」

えーーーーーーーーーーー！！！！！！！ビックリ！びっくりぽんですよ！
まさかまさかの展開！！！

「つまり、それは、俺と交際していただけるということか」
⇧びっくりしすぎて敬語(笑)

ここで美咲が笑うんですが、今までのように満面の笑みではなくちょっとはにかんだような戸惑ってるような微妙な笑顔がいい！

恋を自覚した乙女の気持ちが笑顔に出てる。
そして常に上から目線の鮫島社長が、恋愛弱者モードになると下から目線に変わるのがツボ（犬の命名を頼む時とか）。

そして美咲に
「よろしくお願いします」
と言われまさかのOKに戸惑う鮫島社長がだんだんと喜びをかみしめてくシーン、大野さんの目がだんだんと喜んでいくのがわかるんですよ！
もうこちらの涙がじわーっとあふれてくるところに追い打ちをかけるように、涙目の舞子と石神！！！
これは泣くなと言う方がムリですよ。号泣！！
良かったね社長！努力は報われるよ！
おめでとう鮫島社長！！！