5 May 2016
こちらは「セカムズ」こと「世界一難しい恋」第4話の感想②になっております。
美咲と仕事とはいえ1泊2日の旅行に行くことになった鮫島社長。
和田師匠のアドバイスメモを片手に孤軍奮闘。
そして美咲に告白することはできるのか?
そして思いもよらないまさかの展開!
今回も思いっきりネタバレしていますし、思いっきり長いです。
それでもよろしい方は続きからどうぞ。
そして何回もリピしてるので随時更新しています。
和田師匠の目からうろこのアドバイス④
「夕日がキレイな砂浜に立ち寄り、大人を忘れて子供になれ」
というのが次なるアドバイス。
ここの鮫島社長の「大きめの声で」の言い方が絶妙です。
北村さんの言い方をビミョーに真似てます。
「海は青いな」「空も青い」
と当たり前のことを大きめの声で言う社長(笑)
どうしたのかと笑う美咲に好きな食べ物は問うと
「松前漬けです」「ませてる!」
”ませてる”って今時使う人久しぶりにみましたよ。
でもあの若さで松前漬けって美咲ちゃんは東北の方かしら?
南の生まれからしたら、北の方の高級なお土産ってイメージです。
社長の好きな食べ物はと聞かれ「卵料理だ」
⇧これからしばらくは毎食卵料理だな。
それに対して「キノコじゃないんですか?」
自分のキノコ好きが知られていたことに愕然とする零治。
前回では佳作に入賞したのをみせようと張り切っていたのに、舞子の苦言をちゃんと聞いていてキノコが女子にはうけないというのを理解してたんですね。社長の表情も相まってすごく切なくなってしまいました(;´・ω・)
しかーし美咲はそんじょそこらの女子とは違う!
「まさか!逆です!
素敵な趣味だと思いました」
うわーーーーーーーん( ;∀;)
嬉しいよーーーーー!(私が)
みるみるうちに笑顔になって波打ち際に走っていく零治の気持ちがわかります!
この時の美咲の顔つきがウソを言って慰めようとかじゃないんですよ。
ホントに言ってるっていうのが伝わってくるんですよね。
美咲の性格からしてそうなんだけど、その表情からにじみ出てるし、その前の零治の切なさからも嬉しさがよくわかる。
思わず立ち上っちゃいましたよ。
でもその後の零治の
「(海水が)ぬるい!」
の連呼には爆笑。
事実すぎるでしょうよ(笑)
なかなかドラマで海の感想にぬるいって使わないだろうし。
コレ、大野さんのアドリブっぽいな。
大野さんのキャラ設定だったら言いそう。
こういう細かいお芝居が大野さんの真骨頂。
そしてこの場面、零治の変化がよく出てると思います。
上から目線で自分に自信があって人のことにはさして興味がなかったのに、好きな人ができてその人に自分の趣味が受け入れてもらえないかもと思った途端に急に弱気になる。
そして受け入れてもらえた時のあの喜び。
前の零治だったら他人の反応に一喜一憂することはなかったはず。
これが成長なんですねー。
みている方も嬉しくなります。
自然に共感できるキャラなんですよね。
和田師匠の目からうろこアドバイス⑤
順調さを和田師匠にご報告。
嬉しさが隠しきれません。
しかし次の指令は「告白」。
ここでの和田師匠の
「目からうろこばっかり出してないで」
には笑いました。確かに。
お酒の力を借りて美咲に告白しようと頑張る社長ですが全然ダメ。
しょげて師匠に電話すると
「帰り際にバラの花束を渡せ」
との指示が。
この時メモをとる社長が一言「かけた!」
なにかと思ったら「薔薇」という感じが書けていたんですねー。社長スゴイヨー。
ちなみにこれは大野さんの直筆ですね。
達筆です。
そして帰り際、車のトランクに忍ばせておいたバラの花を渡そうとしますが結局できません。
万事休す。
一番泣けたシーン
自宅に帰り、舞子と石神に告白できなかったふがいなさを吐露します。
「ずっと(告白するのは)恥ずかしいから言えないと思ったんだ。
でも違った。
怖かったんだよ。
自分の気持ちを知られて彼女に嫌われるのが怖かった。
10歳も年下のあいつに振られるのが怖かった。
社長なのに新入社員に振られてカッコ悪い自分と直面するのが怖かった。
だから最後の最後まで言えずに逃げ続けたんだよ。俺は。」
「どうして好きの2文字が言えないんだ。
どんな困難も乗り越えて会社を成長させてきたこの俺が、会社の目標を達成するために何十人もの人間をクビと言ってきた俺が、どうして彼女には好きのたった2文字が言えないんだよ。」
「村沖、石神、今まで協力してくれてありがとな。
でももう疲れたよ。
彼女を好きになったせいで
ふがいない自分と向き合わなきゃいけないことに
もう疲れたんだ。」
自分がムリをさせたと謝る舞子に
「感謝してるよ。
でも柴山美咲を好きだった俺のことは今日で忘れてくれ。」
ほぼほぼ全部セリフを書き出しました。
最初は零治の気持ちにシンクロして涙がでたんですけど、よく考えたらすごいセリフだなと。
ものすごい正直じゃないですか。
10も年下の子に振られるのが怖かった、社長なのに新入社員に振られるカッコ悪い自分をみたくなかったって。
今までスゴイ勘違いとかあったけど心の奥底ではわかってたんですね。
それを認めたくなかっただけで。
人間だれしもそうだと思うんですよ、カッコ悪い自分なんていないんだと思いたい。
でもどうしてもできないこともあって、それを乗り越えることができない自分の弱さを認めたくないから、何か理由をつけてそこから逃げようとする気持ち。
そしてその逃げた自分を他人に知られたくないという気持ち。
零治は葛藤しながらも、克服できない気持ちを認めます。
そして協力してくれた二人に素直に礼を言います。
ピュアだし素直だし、やっぱりこの辺がやっぱり応援したくなるとこですね。
そしてなんとなく自分を重ねてみてしまうから共感してしまいすし、応援に力も入るってもんで。
セカムズが男性からの人気が高いのもそのあたりにあるのではないでしょうか。
次の日強気を取り戻した零治は
「今日からメダカとキノコにだけ愛を注いで生きていく。
これで思う存分仕事に専念できるというものだ」
強気というよりはもう傷つかないための完全武装って感じ。
舞子も心配そうです。
その足で田中シェフの元に向かった鮫島社長は、シェフから
「和田社長の熱意を感じたからステイゴールドホテルに決めた。
和田社長が食べに来た時には最大級の賛辞をもらったから」
と告げられます。
それに対して鮫島社長は
「我々は2人で3本のワインを空けた。
ふだんはせいぜい1、2杯。
それは田中さんの料理の力です。」
「言葉足らずで申し訳ない。
私という人間は本当に好きなものには好きと言えないたちで…。」←うわーーーーーーん社長ーーーー( ;∀;)
それ本当に心の底から出た言葉ですよね。
泣ける。
「田中さんが作る料理を誰よりも愛しているということを。
ごちそうさまでした。」
ここの言い方がカッコよくって。
顔も声もイケメン♡
そして田中シェフ役の宇梶剛士さんもカッコよかった。
「もう来てもらわなくて結構です。
和田社長に断りを入れます。」
そしてがっちりと固い握手を交わす2人!!
きゃーーーーーカッコいいっていうか、気分がいい!!
ドラマの醍醐味ですね。スカッとするなー。
でも田中シェフにはこんなすごい口説き文句が言えるのになんで美咲には言えないんだよーと思いますが、そこが仕事には敏腕だけど恋愛にはからっきしという零治の愛すべきキャラクターである所以で、見事にそこをクローズアップしていたシーンで面白かったです。
そして小堺さん同様、宇梶さんもまた出番ありと信じていますので楽しみにしています。
衝撃的なラスト!まさかの…
田中シェフの引き抜き成功で社長株が上がり社内は浮かれムード。
そして社長室ではメダカが今にも孵化しようとしているところ。
社長は泊まり込みで見守ります。
そこへメダカが気になる美咲が現れ一緒にみたいとたのみます。
社長室に美咲を入れる零治。
このドアノブに手をかけるシーン、智担にとっての神ドラマ「魔王」を思い出しますね。
勝手にセカムズスタッフさんの魔王へのオマージュとして受け取っております←あくまでも自己満。
美咲は最近避けられてるのではと聞きますが、零治からはぐらかされます。
その時メダカの孵化か始まりそれに見とれる2人。
水槽越しですがライトも相まって神秘的です。
そしてその美咲をみつめる零治。
この鮫島社長のお顔がものすごーく優しい。
恋するオトコって感じが顔いっぱいにあふれてます。
このメダカの卵が孵化してはじけるのと、零治の美咲への気持ちがあふれて口に出ちゃうのが上手くシンクロしてますね。
趣味がメダカって、このシーンを表現したかったがための前ふりなんじゃないかと思うほど幻想的でステキです。
そして思わず「お前が好きだ…」とつぶやいてしまいます!
なんだとーーー!
あんなに言えなかったくせにーーー!
ハッと我に返る零治。
自分で自分にビックリしています(笑)
そして同じくビックリしている美咲。
この2人一体どうなる?
感想まとめ
今回はラブ色強めでしたね。
前回までがオモシロすぎてラブの部分を忘れてしまってました。
うっかりですね。
そしてラブ色が強かったからか監督さんが変わったからかわかりませんが、ちょっとテイストが違うような気もしました。
3話までは鮫島社長という恋に不器用な男に重点をおいてコメディー部分を強調してましたが、物語が進む4話は零治の心の葛藤を描いて少し違う感じで攻めてきましたね。
大野さんの静のお芝居が際立つ「今日の日はさようなら」の監督さんなので、繊細なお芝居がただのコメディーじゃないなと思わせてくれました。
ほんと上から目線ですんません。
そしてやはり秀逸なのはメダカの孵化と一緒にはじける自分の気持ちに、告白してしまうというよりは好きって言葉がつい口から出ちゃったシーン。
メダカの水槽が球体というのもういいし、2人の表情を水槽越しに撮ってるのが幻想的で一挙にラブ度が増しましたね。
でもこんなに早く告白するとは思わなかったので正直立ち上がるくらいビックリしました。
意味もなく部屋の中をうろついてみたり。ゴリラか。
予告ではまた自分の恋心を認めない発言のようなのがあって、前の鮫島社長にもどっちゃう感じもありますが、3歩進んで2歩下がる的なことなんでしょうか。
簡単に叶うような恋であってほしくないですね。
社長にはもっと七転八倒していただかないと。
鮫島社長ごめん。
そして舞子に言い寄る和田社長改め和田師匠。
昨日の敵は今日の友(師匠)で明日はまた敵なんでしょうか?
一筋縄ではいかないですねー。それでこそ北村さん。
舞子もちょっと揺れ動いてる感じがするんだけど大丈夫なのか。
確か設定では男運が悪いんだったけどな( ;∀;)
頑張れ舞子!
そしてまひろちゃんと白浜部長にもなにか出で来るんでしょうか?
企画戦略室のみなさんが各々いい味だしてるのでみんなにスポットが当たればいいなーというのが個人的な気持ちです。贅沢かな。
番外:深夜1時30分のリアルタイム検索結果
携帯電話のアプリに入れてるもんでけっこう見るの好きなんです。
3位三浦家康 6位鮫島社長 8位真中監督
11位難しい恋 16位和田社長 17位セカムズクイズ
24位メダカ
32位ミニクーパー 35位キノコ便り
43位松前漬け
今回も深夜に10個入っていましたよ。
さすがセカムズファン。
私のトレンドは「招き猫」ですけどね(笑)
真中監督も微妙にツボです。
第5話の感想はコチラ⇩
セカムズの演者の皆さま、スタッフの皆さま、撮影大変だと思いますがケガなどないように頑張ってください。
私の周りでも贔屓目じゃなくてダントツ人気です!
地方の片隅から熱く応援しております!
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