12 Mar 2017
3月11日「世界一受けたい授業」はシミ・シワの新対策特集。
なんと毛細血管が衰えてゴースト化していくことでシミやシワが増えていくというのだから驚きです。
今回はこの毛細血管を鍛えるトレーニングや効果のある食べ物、呼吸法などの詳しいやり方を伝授。
紫外線が増え始めるこの時期だからこそしっかり対策しておきたいですね。
おしえてくださるのは毛細血管研究の第一人者・根来秀行先生。
ハーバード大学・パリ大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授という、なんかすごい肩書をお持ちです。
毛細血管セルフチェック
❶髪の毛が抜けやすい
❷むくみがある
❸頭痛・腰痛・ひざ痛がある
❹風邪をひきやすい
この中で一つでも当てはまっていると毛細血管が劣化している恐れがあるそうです。
毛細血管が衰えて減っていく最大の原因が「加齢」。
60~70代になると20代の4割も減少しているんだとか。
…個人的には腰痛・ひざ痛があるので私の毛細血管も劣化している恐れが…( ゚Д゚)
毛細血管とは
毛細血管とは、全血管の99%を占め、細胞に酸素や栄養を送り届ける人体最大の臓器。
キレイな毛細血管はまっすぐに伸びていますが、衰えるとうねうねとしたゴースト血管になってしまいます。
ゴースト血管になると細胞まで栄養が行き届かず、その結果シワやたるみができてしまうんだそう。
そして毛細血管が衰え血管年齢が高くなると、シミの面積が大きくなってしまうという研究結果が!
血管を老化させる「エンドセリン1」というホルモンが、シミの原因となるメラニン細胞を刺激することでシミができてしまうということが最新の研究でわかってきたんだそう。
なので美肌のためには皮膚の下の毛細血管が非常に大切になってくるんですね。
ということで今回は根来先生が毛細血管を鍛える3つの方法を伝授してくださいました。
美肌のための毛細血管トレーニング
①運動
毛細血管を増やすには運動が必須。
しかしマラソンのような激しい運動だと、活性酸素を生み出し逆に毛細血管にダメージ与えてしまうので、『5分の筋トレ+15分のウォーキング』が良いそう。
【ふくらはぎの筋トレ】
①イスの背もたれをつかみ、足を肩幅くらいに広げる
②5秒間かけて両足のかかとを上げる(つま先立ち)
③5秒間かけてかかとを下げる
「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎを鍛えることで、末梢の血流が増加し毛細血管が蘇るんだそう。
【おしりともも裏の筋トレ】
①イスの背もたれをつかみ、身体を45度ほど前に倒す
②足を伸ばしたまま片方ずつ後ろに上げ、5秒間キープ
③これを交互に繰り返す
この二つの筋トレを合わせて5分間行った後、15分のウォーキングを行います。
筋トレと有酸素運動を合わせて行うことで、全身の血流が増え毛細血管が蘇り増えていくとのこと。
毛細血管トレーニング
②食べ物
①の運動で蘇り増えた毛細血管を食事で健康に保つことも重要になります。
【シナモン】
血管の外についてる「壁細胞」がはがれることで内側の「内皮細胞」の間隔が開き、血管自体が衰えゴースト化してしまいます。
これに対して、シナモンに含まれる成分が内皮細胞を近づける「Tie2」を活性化。
さらに壁細胞と内皮細胞をくっつける働きがあるので、毛細血管が頑丈になりゴースト化するのを防ぎます。
●目安は1日0.6g(小さじ1/2程度)
(※過剰に摂取すると肝機能障害を起こす場合があるのでご注意下さいとのことでした)
毛細血管トレーニング
③ハーバード式呼吸法
毛細血管を健康に保つためには、血管を緩め血流を良くする必要があります。
それが簡単にできるのがこの呼吸法。
①4秒かけて鼻から息を吸う
②4秒間息を止める
③8秒かけて口からゆっくり息を吐きだす
これを4セット行う。
1日2~4回寝る前に行うと、より睡眠が深くなり効果的。
この呼吸法で副交感神経が上がり、血流改善が期待できるんだそう。
リラックス状態になり、その後しっかり睡眠をとることでリラックス状態をキープ。
それによってより毛細血管を健康に保つことが可能になるんだそうです。
この3つのトレーニングを3人の女性が1週間実践したところ、全員が毛細血管と肌の改善に成功。
ゴースト化した血管も改善、お肌のコンディションもアップしシミの数も減っていました。
短期間でも効果があることがわかりますね。
個人的な話なんですが、先日身内が脳内出血で入院するという経験をし、血管の大事さを改めて痛感しているところだったのでいろいろと勉強になりました。
特にハーバード式呼吸法は睡眠の改善期待できそうなので、実践してみたいと思います。
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