11 Aug 2016
8月11日「秘密のケンミンSHOW」は毎日の献立に頭を悩ます主婦のために全国のお手軽激うまグルメの簡単レシピを紹介していました。各地方で昔から好んで食べられていたその土地ならではの料理をベスト10形式でご紹介。素朴だけど美味しそうな料理が目白押しでした。
第10位 イカメンチ(青森県 津軽地方)
メンチカツと言いながら見た目はさつま揚げのようですが、イカの食感とたまねぎの甘さがマッチしたおかずにもおつまみにもなる1品です。
1 スルメイカのゲソを細かく切る
2 たまねぎとにんじんを細かく切る
3 砂糖・塩・こしょうで味付けし、卵と小麦粉を加えタネを作る
4 170度の油でこんがりとキツネ色になるまで揚げる
トウモロコシを入れる家庭もあるそうです。
第9位 いただき(鳥取県 西部)
かなり大きないなり寿司にみえますが、中は酢飯じゃなくて炊き込みご飯です。油揚げの味が炊き込みご飯にしみこんで美味しいそうです。
1 洗った米にささがきにしたごぼうとにんじんを混ぜる
2 三角形の油揚げの1辺を切って広げ、中に1を入れる
生米の状態で入れることで、油揚げの油がお米の中に浸透して美味しくなるんだそうです。
3 開いた部分をつまようじで留め、砂糖・塩・しょうゆ・酒・みりんとともに炊飯器に入れ炊く
第8位 いか人参(福島県)
イカと人参だけと超シンプルですが大人にも子供にも大人気です。
1 スルメをはさみで細切りにし、日本酒に浸す
食感が悪くなるのでゲソは使わず身の部分だけを使います。日本酒に浸けることでスルメの身が柔らかくなるんだそう。
2 人参も細切りにし熱湯をかけて臭みを取る
福島県では「長人参」という長さ1mもある人参を使うのが正式ないか人参の作り方なんだそうですが、ふつうの人参でも大丈夫だそうです。
3 鍋にだししょうゆ・みりん・砂糖を入れひと煮立ちさせる
糖は多めに入れてました。大さじ2は入ってたかな。
4 3が熱いうちにスルメと人参に混ぜ合わせる
5 冷蔵庫で一晩ねかせる
ヒジキや昆布、切り干し大根、柚子、枝豆など各家庭でアレンジしていましたよ。
第7位 けんちんそば(茨城県)
けんちん汁にそばが入った具だくさんのおそばです。野菜たっぷりでヘルシーな感じです。ボリュームもスゴイです。
1 しめじ・ごぼう・里芋・にんじん・大根を食べやすい大きさに切って鍋に入れる
2 1に野菜ベースのダシを入れ約20分ほど煮る
野菜が柔らかくなるまで煮ます。
3 しょうゆ・みりんを加え、豆腐を手でちぎって入れる
しょうゆとみりんで作ったそば用の「かえし」を入れていました。
4 ゆでたそばに3をかける
おそばは強いコシが特徴の地元名産「常陸秋そば」を使っていました。そばとけんちん汁を別にしてつけ麺方式で食べる家庭もあるそうですよ。
第6位 いもフライ(栃木県 両毛エリア)
じゃがいもが余っている方は必見だそうです。見た目は串揚げですね。ビールに合いそう。
1 じゃがいもを50分蒸かす
使っていたのは北海道産の男爵いもです。
2 アツアツのまま皮をむき、冷めたら冷蔵庫で一晩ねかせる
冷蔵庫に入れることでギュッと身が締まるそうで旨味も出て串も刺しやすくなるんだそう。
3 じゃがいもは8等分にカットし串にさす
下味は一切付けません。
4 水溶きの小麦粉につけ、粗めのパン粉をまぶす
5 油で揚げ、キツネ色になる前にサッとあげる
6 甘めの中濃ソースをつける
いもフライをダシとたまねぎで煮て卵でとじてご飯にのせソースをかける「いもフライ丼」にする家庭もあるそうです。
いもフライのかつ丼風。
第5位 餅入り茶碗蒸し(福岡県 筑豊地方)
これは想像しただけで美味しそう。小さくした餅を入れるところもあるようですが、こちらのお餅は大きいです。
1 干ししいたけ・昆布・白だしを合わせベースのダシを作る
2 溶き卵を加えザルでこす
これで茶碗蒸しのベースは出来上がりです。
3 お餅を器に入れる
直径4㎝くらいある大きなお餅でした。
4 ぎんなん・エビ・鶏肉などお好みの具材を入れ、2を流し込む
5 蒸し器で20分ほど蒸す
第4位 じゅーしー(沖縄県)
これは有名ですね。炊き込みご飯ですが豚肉が入っているのが特徴です。
1 豚の三枚肉をサイコロ状にカットする
豚の角煮とかに使うお肉ですね。
2 生米に豚骨ベースのダシと1、昆布・にんじん・沖縄かまぼこを加える
昆布は細切り、にんじんとかまぼこは細かく切ります。
3 ラードを入れて炊く
豚の脂はコクが出るんだそう。
※三枚肉のかわりに豚バラ肉、豚骨ダシのかわりに中華スープの素でもOKだそうです。
超お手軽じゅーしー「ぼろぼろじゅーしー」の作り方
1 炊いたご飯に三枚肉・かまぼこ・にんじん(すべて細切り)を加え、豚肉のゆで汁を入れ10分ほど煮込む
2 味噌で味付けする
3 お好みで食べる時に生卵を入れて混ぜる
第3位 あげいも(北海道)
北海道喜茂別町 道の駅 望羊中山 中山峠で食べられるあげいもだそうです。ボリューム満点です。
1 じゃがいもを塩茹でする
使用するのはこだわりの羊蹄山麓産男爵いもです。
2 小麦粉とベーキングパウダーでできた衣を1につけて、油で10分ほど揚げる
粉の配分などは企業秘密だそうです。甘すぎないという特製パウダーと羊蹄山麓産の男爵いもがベストマッチするんだそうです。
家庭であげいもを作る場合
1 じゃがいもを塩茹でする
2 ホットケーキミックスに砂糖と少量の水を加え1につける
3 サラダ油で揚げる
第2位 五平餅(長野県 南部)
新たな味噌料理に挑戦したい奥様必見だそうです(笑) 長野県下條村は峰竜太さんの故郷なんだとか。
1 くるみを細かく砕き、みりん・三温糖・信州味噌を入れて混ぜる
長野県産山胡桃を使っていました。これで甘じょっぱいくるみ味噌の出来上がりです。
2 炊き立てのご飯を平べったい俵型にして串にさし焼く
五平餅に使うのは餅米ではなくふつうの白米。これを半ごろし(米をすりこぎで潰す)にすることで歯切れのよい食感になるんだそう。米は冷めると崩れやすくなるため冷ご飯はNG.
3 米にうっすらと焼き目が付いたら、1のくるみ味噌を塗ってもう一度焼く
※家庭で作る場合は魚焼き用コンロかフライパンにアルミを敷いて色が付く程度焼くと良いそうです。
第1位 りゅうきゅう(大分県)
マグロの漬けなどを連想させますが、漬けが辛いのに対しりゅうきゅうは甘いんだそうです。大分といえばサバが有名ですもんね。
1 刺身用のサバを食べやすい大きさに切る
2 濃口しょうゆ・刺身しょうゆ・酒・みりん・砂糖を混ぜる
甘みを出すために砂糖は大量です。
3 1に2をかけゴマ・ネギを加えて混ぜる
サバだけじゃなくて鯛やアジなど刺身用の魚ならなんでもOKだそうです。ご飯のお供にもいいし茶漬けにしてもよさそう。お酒にも合うと思います。
素材も素朴でしたが食べ方も素朴な感じで昔から食べられてきたっていうのがわかるようなメニューでしたね。
個人的にはいか人参とけんちんそば、餅入り茶碗蒸しを作って食べたいなと思っています。
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