24 Nov 2016
1月22日「この差って何ですか?」は伊勢神宮と出雲大社の参拝(お参り)の作法の違いの特集。
日本を代表する二つの神社ですが、参拝の作法に違いがあるってご存知でしょうか?
最近ではパワースポットとしても人気のある神社仏閣、私も人生のうちに一度は参拝したいと思っているので自分の備忘録用に載せておきたいと思います。
伊勢神宮
三重県伊勢市にある伊勢神宮。
正式名称は「神宮(じんぐう)」。
全国にたくさんの神宮がありますが、神宮といえば伊勢神宮のことだそう。
日本最高位の神様「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が祀られているので、日本の神社のトップといわれています。
🚩参道の歩き方
「右側通行」とかいた看板が。
これは神様にお参りに行くのに近道せずに外側を通る、という日本人の慎みの心の現れだそう。
🚩お清め
神様に合う前に立ち寄って身を清めるのが「手水舎」。
📍手水の作法
最初にひしゃくですくった1杯の水を5回にわけて使います。
❶左手を清める
❷右手を清める
❸左手に水を溜めて口をすすぐ
❹左手を洗う
❺ひしゃくの持ち手を洗う(柄を立てて水を流す)
この手水舎がない頃は伊勢神宮内にある「五十鈴川」の清流でお清めを行っていたそうです。
🚩お参りの仕方
📍二礼二拍一礼
深く2回お辞儀をし、手のひらを少しずらして2回柏手を打ち、さらに1回お辞儀。
これは明治時代に法律で決められたそう。
そして天照大御神が祀られている内宮のご正宮は神宮で最も尊い場所なので撮影はNG。
📍お願いは感謝を伝えてから
天照大御神は日本国を守ってくださっている存在なので、まずは日々の感謝を伝えることが大事。
🚩おみくじ
なんと伊勢神宮にはおみくじがないんだそう。
江戸時代では「一生に一度はお伊勢参りに」と言われるほどありがたい行事だったので、そんな時にわざわざ吉凶を占う必要がなかったからということだそうです。
🚩絶景ポイント
📍宇治橋の鳥居
冬至(12月21日)ごろ鳥居の真ん中に日の出を拝むことができるとのこと。
この時期は朝5時から参拝可能です。
伊勢神宮の公式サイトはコチラ→伊勢神宮 公式サイト
出雲大社
島根県出雲市にある出雲大社。
正式名称は「出雲大社(いずもおおやしろ)」。
11月の神無月には日本全国の神様が出雲大社に集結するのは有名ですね。
🚩参道の歩き方
参道の真ん中は神様の通り道「正中」なので、左右どちらかの端を歩きます。
参道が先に行くほど下っているので歩いていると自然と頭が下がり、神様に敬意を払いながらお参りに行くようになっているそう。
🚩お清め
これは手水の作法など伊勢神宮と同じ。
ただ伊勢神宮との大きな違いは手水舎の前に「祓社(はらえのやしろ)」があること。
この祓社には「祓戸(はらえど)の神様」が祀ってあり、この神様にお参りすることで汚れなどを洗い流すという大事な意味があるんだそうです。
🚩お参りの仕方
本殿に祀られているのは縁結びの神様「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」。
📍二礼四拍手一礼
明治時代に法律で「二礼二拍手一礼」と決められましたが、出雲大社は日本最古の歴史書「古事記」に載るほど古くて由緒ある特別な神社なので特例が認められているそう。
🚩おみくじ
1回100円で好きな木箱から選んでひくことができます。
📍大吉や凶などがない
出雲大社では、出雲にお参りに来る人に悪い人はいないのでみんなに幸せになってほしいから吉とか凶とかは使わないんだそうです。
出雲大社のおみくじは結んで帰ると「神様と縁を結ぶ」といって、より高い所に結ぶ方が願いが叶うといわれているそう。
🚩絶景ポイント
📍稲佐の浜
出雲大社から歩いて15分のところにあります。
旧暦の10月である神無月にはこの浜から全国の神々が上がってこられます。
この浜から見る午後4時30分くらいの夕日が絶景なんだそうです。
出雲大社ホームページはコチラ→出雲大社 ホームページ
日本でも知らない人がいないくらい有名なこの二つの神社。
こんなに参拝の作法が違うとは思ってもみませんでした。
でもこういう作法って大事ですよね。
同じお願いごとをするにも、やはり神様に敬意を払ってきちんと礼を尽くす人間の方が神様だってお願いを叶えてやろうって気になるってもんですよ。
パワースポットとしても興味があるので、いつか行った時にはキッチリ実践したいと思います。
あ、お願いが叶ったあかつきにはちゃんとお礼に行くこともお忘れなく(‘◇’)ゞ
番組公式サイトはコチラ→この差って何ですか?