3 Jun 2017
6月3日「助けて!きわめびと」ではそろそろ衣替えのシーズンということで「タンスのこやし」問題をプロのスタイリストさんに解決してもらいます。
ステキな洋服に一目惚れして買ったはいいが、手持ちのアイテムとどう合わせていいかわからない、どう着こなしていいかわからない、そして「タンスのこやし」へまっしぐら…。
そうならないためにプロが「小物のセット化」というテクニックを伝授。
ちょっとしたコツでできる簡単コーディネート術で、服もお金も最小限に賢いオシャレを楽しみましょう!
おしえてくださるのは理論派スタイリスト・鈴木尚子さん。
「着回し術は理論で作れる」という理念のもと、年間100回以上の講座をお持ちです。
プロに学ぶ!着回し理論
《ベースになる服を選ぶ》
手持ちの洋服の中からベースとなる服を選びます。
ポイントは「着回しができる」ということ。
地味だったり無難なもので大丈夫。
●シンプルな形の服を選ぶ
・フリルや装飾がないもの
・柄がなく無地のもの
●合わせやすいカラー
・ベージュ
・グレー
・白
・ネイビー
これを着回していきます。
でもシンプルといえば聞こえはいいですが、ちょっと地味だし面白味に欠けますよね。
そこでプロが伝授するのは「小物をプラスして何通りにも印象を変化させる」というテクニック。
小物をプラスというとハードルが高そうですが、プロがおススメする「小物のセット化」で誰でも簡単にスタイリングすることができるようになります。
「小物のセット化」とは
読んで字のごとく、洋服に合わせる小物アイテムをセットで用意するのが「小物のセット化」。
合わせる小物を変えることで、少ない洋服を何通りにも着まわせるテクニックです。
パターンとして
●首周りのアイテム
●バッグ
●靴
の3点がセットの基本。
基本は3点ですが、それ以上足してもOK。
ただなんでも小物を合わせればいいというわけではなく、テイストを揃えることがオシャレに着まわせるかどうかのカギになってきます。
《小物のセット化の基本》
●色を統一する
例えば3点を「黒」で統一。
同じ色を散りばめることでまとまりがでます。
・黒のパンプス
・黒のバッグ
・黒のスカーフ
など。
ベースの服がシンプルでも、かなりシックなコーディネートに仕上がります。
●シチュエーションを統一
カジュアルやスポーティーなどのシチュエーションでアイテムを揃えます。
・スニーカー
・布地のトートバッグ
・ボーダーTを肩にかける
など。
お買い物スタイルが完成。
●テイストをセット化
フェミニン系などアイテムのテイストを揃えます。
・白のバックベルトのパンプス
・持ち手がフリルのバッグ
・ピンクの薄手ストール
・大きさの違うパールの4連ネックレス
など。
シンプルな服が華やかな印象に変わります。
番組では例として、タンスのこやしが多すぎてお困りの女性が登場。
ものすごい数の洋服をベースの服だけにしぼり、今回は
・Vネックの白の細身のニット
・グレージュのパンツ(カーゴ風で裾がゴム)
というシンプルカジュアルなコーディネート。
それに合わせる小物セットは、エレガントなアイテムをチョイス。
・ピンクの柄物スカーフ(エルメス風)
・グレージュの上品バッグ
・コーラルピンクの低めパンプス
の3点です。
べースの服がシンプルなので小物が効いてなおさらオシャレにみえますね。
小物の効果、スゴイです。
実際にコーディネートしてみて、ご本人も「買った服より満足感がある」とおっしゃっていました。
この小物のセット化に藤井隆さんや濱田マリさんも挑戦。
藤井さんはボタニカル柄のストールにカゴバック、サンダルをえらんで「リゾートスタイル」に。
濱田さんも個性的なセッティングをされてました。
【小物のセット化の極意】
自分の「好き」なアイテムを基本として選ぶのも大事。
その基本のアイテムから「色」や「テイスト」をまとめてみると着こなしやすくなる。
この「小物のセット化」によって、少ない洋服でも何通りにも着こなしが可能になります。
ベースになる洋服を何枚か用意しておけばなにを持ってきても着回しできるので、タンスのこやし撲滅になりますね。
この夏はシンプルウェアを小物で着まわすという上級テクニックを身につけて、周りの女子に差をつけちゃいましょう!
番組公式サイトはコチラ→助けて!きわめびと