1 Jan 2017
12月29日「あのニュースで得する人損する人」は特損ヒーローズのエース・家事えもんと奥田シェフの料理バトル第2弾。
今回は山形にある奥田シェフのお店でしか食べられないカレーを家庭用にアレンジしたレシピで、1人前279円とリーズナブル。
意外なアレを使ってカレーにコクとまろやかさをアップし、揚げてないのにちゃんとカツが出来上がっているのがお見事な得ワザですね。
そしてカレーと同じ具材で奥田流”豚汁”の作り方もご紹介。
その中にもビックリするようなアレを入れることで洋風豚汁が出来上がります。
イタリアンの奥田政行シェフは『世界の料理人1000人』に選ばれ、ローマ法王やダライ・ラマにもお料理を出したことのある凄いシェフ。
農林水産省が認めた、日本の食文化に貢献した人に与えられる『料理マスターズの最高位シルバー賞』を受賞されました。
このシルバー賞をもっているのは日本で5人だけというのだから驚きです。
奥田シェフのお店はコチラ→アル・ケッチァーノ
今回のレシピは奥田シェフの山形のお店『Zupperia 荘内藩しるけっちぁーの』でしか食べられないカレーを、家庭で作れるようにアレンジしたものです。
奥田シェフ流 負けない揚げないカツカレー
●材料 2人前
カレー
水 1ℓ
カレー粉 15g
お米 1合(約150g)
ジャガイモ 250g+約20g
ミックスベジタブル 90g
たまねぎ 100g
長ネギ 30g
ごぼう 100g
塩 20g
チューブにんにく 5g
チューブしょうが 3g
チューブからし 3g
キャラメル 2~6粒(30~90g)お好みで
しょうゆ 大さじ1(15cc)
ブラックペッパー 少々
カツ
豚バラ肉 100g
パン粉 25g
オリーブオイル 25cc
キャベツの和え物
キャベツ 60g
酢 15cc
カレーの作り方
①ジャガイモの皮をむく
⇨色んなサイズに切って鍋でゆでる
ジャガイモはいろんなサイズを入れることでコクを感じるんだそう。
②たまねぎをスライスする
⇨網を使って①と同じ鍋でゆでる
⇨火が通ったらバットにあげる
網はザルでもOK。
野菜をゆでるのに各々最適な温度があるので、一つの鍋でゆでますが野菜ごとに分けてゆでます。
③ごぼうも輪切りにする
⇨たまねぎと同じように網に入れてゆでる
⇨火が通ったらバットにあげる
④長ネギも斜め切りにし、同じようにゆでる
⇨火が通ったらバットにあげる
一つの鍋で煮ることでうま味が凝縮されるとのこと。
⑤ミックスベジタブルも同じようにゆでる
⇨火が通ったらバットにあげる
●ブイヨン・ド・レギューム(一流ホテルやレストランで使われるダシ。たくさんの野菜を長時間煮込んでうま味を引き出す)
⇨一つの鍋で煮ること+ミックスベジタブルを使うことで同じ効果が。
⑥豚バラ肉を同じ鍋でゆでる
⑦今までの工程でできたダシをボウルに取り出す
①から⑥までの工程は全部同じ鍋で行ってきたので、野菜と豚バラからたくさんのダシが出ています。
これを使用するのがポイント。
⑧別の鍋にジャガイモ(ゆでたものの半量)を入れ軽くつぶす
⇨カレー粉を入れる
カレー粉と混ぜたジャガイモを潰すことでルーの代わりになります。
⑨⑦のダシを入れ、カレー粉をのばしていく
⑩チューブにんにく・しょうが・からしを入れ、キャラメルを入れる
●キャラメルを入れるだけで簡単にコクが加わる
キャラメルは焦がして作っているため、メイラード反応(加熱すると糖分とアミノ酸が結合し、香ばしさとコクが増す)によりコクと香ばしさが出る。
キャラメルには練乳も入っているのでクリーミーさも出る。
⑪生のジャガイモ(約20g)をおろし金ですって入れる
すりおろしたジャガイモでとろみをつける
⇨奥田シェフによると、人の口はとろみを『コク』と錯覚するので薄味でも美味しく感じるんだそう。
⑫先ほど煮た野菜(半量)を入れる
⇨最後にしょうゆを加える
隠し味にしょうゆが入ると日本人好みの味に
⑬ご飯を盛り付けブラックペッパーをかけ、カレーを盛り付ける
ブラックペッパーをかけることで、ご飯が甘く感じるそうです。
カツの作り方
①ゆでた豚バラ肉をご飯にのせる
②フライパンにオリーブオイルを敷く
⇨パン粉を入れ、色がつくまで炒める
⇨豚バラ肉にのせる
パン粉がオリーブオイルを吸うので廃油が出ず楽チンに。
パン粉と豚バラ肉を一緒に食べることでトンカツと同じようになります。
キャベツの和え物の作り方
①キャベツをざく切りにする
②酢を加えて軽くもんだら、カレーの皿に盛り付ける
初見で見た時は工程も多いし複雑なレシピだなと思ったんですが、今書き出してみたらそうでもないかなと。
野菜たっぷりでヘルシーなカレーだし、味にコクも深みもあってプロっぽい味になりそう。
トンカツも後で炒めたパン粉をのせる手法は見たことがあったんですが、そのレシピではマヨネーズで肉と合体させてたので、ゆでてる分だけコチラのほうがヘルシーかな。
口に入れるとちゃんとトンカツになってると好評でしたよ。
奥田流 豚汁の作り方
●材料
カレーで余ったダシ&野菜&豚バラ肉 半量
みそ 40g
バニラアイス 5g
しょうゆ 小さじ1
チューブにんにく 5g
①残ったダシ(半量)、野菜(半量)、豚バラ肉(半量)を鍋に入れる
②みそを加え、器に盛る
③バニラアイスにしょうゆをからめる
⇨②の豚汁にのせる
最後のしょうゆをまぶしたバニラアイスにスタジオも審査員の主婦のみなさんも阿鼻叫喚だったんですが(笑)、ポタージュのような洋風豚汁になってると好評でした。
しょうゆとバニラアイスって合ってるみたいですね。
やりたいような、そうでもないような…(-_-;)
番外編:バナナ+ひき肉=味噌!?
●材料
黒くなったバナナ 100g
豚ひき肉 100g
塩 4g
1⃣塩を豚ひき肉にまぶす
2⃣バナナの皮をむき、油を敷かずにフライパンでトロトロになるまで焼く
3⃣1⃣の豚肉を入れ、火が通るまで炒める
奥田シェフによると
①黒くなって甘みが増したバナナに熱を加えると糖分が増大
②バナナの甘み+豚ひき肉のグルタミン酸⇨味噌の甘みとうま味に似る
とのこと。
番組ではこの味噌を先ほどの豚汁に使用していました。
家事えもんも驚くほど『味噌』なんだそう。
試食した主婦の投票の結果、味の審査では奥田シェフに軍配が、そして調理の手軽さでは家事えもんに軍配が上がり、僅差で家事えもんが勝利しました。
チャーハンのときも同じ結果でしたが、味はプロ・調理法は家事えもんって感じですね。
カレーって1年を通して作る定番レシピなので、バリエーションがたくさんあった方がいろんな味が楽しめていいですよね。
家事えもんのカレーレシピはコチラ⇩
奥田シェフのチャーハンレシピはコチラ⇩
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