10 Sep 2016
9月10日「サタデープラス」では10年で15kgのダイエットに成功した高橋弘先生がファイトケミカルによるダイエット法を紹介してくださいました。
最近よく聞くようになったファイトケミカル、すごい健康効果があるようで、今回はその効果を最大限に摂れる「ハーバード式野菜スープ」の作り方をおしえていただきました。
簡単なうえに冷凍保存もできるのでぜひ作ってみたいです。
ファイトケミカルとは
ファイトケミカルとは野菜や果物が紫外線・害虫・外敵などから身を守るために作り出す成分。
今までは「5大栄養素」として
・ビタミン
・ミネラル
・脂質
・炭水化物
・たんぱく質
があげられていましたが、
最近では6番目の栄養素として「食物繊維」、
そして7番目の栄養素として「ファイトケミカル」があげられるようになってきているんだそう。
ファイトケミカルの驚くべきパワー
このファイトケミカル、驚くべきパワーがあって
・血糖値を下げる
・コレステロール・中性脂肪を下げる
・血圧を下げる
・減量
と嬉しい効果がたくさんあるとのことで、
高橋先生も実際に15kgのダイエットに成功しています。
ファイトケミカルを効果的に摂るには、例えば
・ワサビのファイトケミカルなら水溶性食物繊維がなのでつゆに入れずに直接そばにつける
・イチゴはつぶつぶの部分にファイトケミカルが含まれているのでつぶして食べる
・焼肉屋さんではナムルの煮汁にファイトケミカルが多いので汁ごと飲む
など、今までやらなかったような食べ方が大事になってくるようです。
そこで高橋先生がファイトケミカルを最も効果的に摂れる「ハーバード式野菜スープ」というのを紹介してくださいました。
ダイエット&血管若返りの秘密
「ハーバード式野菜スープ」の作り方
●材料
・キャベツ 200g
・かぼちゃ 200g
・たまねぎ 200g
・にんじん 200g
・水 2ℓ
(公式サイトより)
これは高橋先生が長年の研究の中で選び抜いた健康に良い野菜のトップ4だそうです。
キャベツ・たまねぎ⇒血液サラサラ効果
にんじん・かぼちゃ⇒抗酸化作用
さらに豊富な食物繊維が含まれているので
糖質や脂質の吸収を防いでダイエット効果もあるとのこと。
実際に高橋先生は10年で15kgのダイエットに成功されているので説得力がありますね。
1⃣野菜を食べやすい大きさに切る
にんじん・かぼちゃは皮のまま切ります。
●かぼちゃの種・たまねぎの外皮・にんじんのヘタは出汁袋に入れ一緒に煮出す
このふだんは捨ててしまうところにもふんだんにファイトケミカルが入っているので、出汁袋(ティーパックみたいな袋)に入れて一緒に煮ます。
2⃣水を入れて約20分煮込む
野菜から甘みが出て優しい味になるんだそう。
基本的に調味料は使いませんが、味が物足りない時は黒こしょうやカレー粉などを足すのも良いとのこと。
高橋先生は朝晩2回の食事に取り入れているそうです。
スープは冷凍保存が可能。
スープを冷凍後に解凍すると、さらに栄養価が高まるとのこと。
冷凍した後解凍すると細胞膜が壊れて中の成分が出てくるのでより効果的だそう。
驚くほど簡単な作り方でしたが、
このふだんは捨ててしまうところを使うというのがミソですね。
ファイトケミカルというのが最近気になっていたのでちょっと作ってみたいと思います。
麻布医院院長の高橋弘先生はハーバード大学医学大学院で食と免疫の研究を続け、今では肝炎治療の世界的権威として活躍していらっしゃるそうです。
「サイエンス」や「ネイチャーメディシン」にも論文が掲載されるほどでご自身も多くの著書があります。
公式サイトはコチラ→サタデープラス
追記:「この差って何ですか?」でもファイトケミカルの話題が出ました。
テレビでもおなじみの白澤卓二先生によると
「野菜はすべて皮を食べた方が良い」とのこと。
皮には多くのファイトケミカルが含まれていて
・抗酸化作用が強いので体を若々しく保つ
・炎症を抑える抗炎症作用
・ガン細胞の増殖を抑える
という効果が期待できるそうです。
先生的には枝豆とたまねぎが特におすすめだそう。
ファイトケミカルを効果的にとるのが「べジブロス」と言う方法で、野菜の皮やヘタ、茎などを鍋に入れ30分ゆでその汁を摂る、もしくはダシに使うというもの。
日頃捨ててしまう部分にファイトケミカルは多いそうなので、これからは捨てずにべジブロスを作ってみたいと思います。