11 May 2016
「腰痛」または「ぎっくり腰」、このワードって日常的によく聞きますよね。
なんと日本人の4人に1人は腰痛で悩んでいるそうです。
5月11日の「バイキング」で腰痛の特集をしていましたのでまとめてみました。
実際腰痛持ちの私は興味深々でしたが、腰痛なんか全然ないという方も危険性は0とは言えないようですよ。
腰痛の原因は不明?
日本人の国民病といっても過言ではない「腰痛」。
なんと全国約2800万人が腰痛の推定患者と数えられ、日本人の4人に1人が悩んでいるのだそう。
周りに腰痛の人って必ず1人はいますもんね。
かくいう私も椎間板ヘルニアで定期的に病院に通っております(-_-;)
ホントに痛いんですよ。
しかし厚生省の調べによりますと、
椎間板ヘルニアなどの原因が特定できる腰痛は全体の約15%で、残りの約85%はなんと原因不明なんだそうです。
なので今腰痛がないからといって安心していても、日々の生活の中で腰に負担をかけた状態が続いている、いわゆる「腰痛貯金」があるだけで誰でも腰痛を発症する危険性あるんだそうです。
私も2年ほど前までなんともなかったのに、ある時から急激に痛みが出て病院に行ったら椎間板ヘルニアと診断されました。
先生によるとレントゲンの結果から10年前くらいから椎間板は減っていたと思われると。
全然気付かなかったので、やはり日々の蓄積からの発症だったと思います。
そして「腰痛」というのは”病名”ではなくて”ジャンル”なんだそう。
原因は人それぞれでありそれによって対処法が違うので<鍼や整体・マッサージに行くよりまず整形外科に行き原因を確かめるのが一番だそうです。
腰痛になりやすい人とは?
教えて下さるのは厚生省が薦める腰痛診療ガイドラインを作った福島県立医科大学会津若松センター整形外科・脊椎外科教授 白土修先生と亀戸佐藤のり子クリニック院長 佐藤のり子先生です。
お2人とも色んな意味でとても個性的な先生でした(笑)
腰痛になりやすい人というよりは
「腰痛になるリスクが高くなる行動をしている人」という方が正しいんだそう。
💬腰痛になるリスクが高い行動
・歩きながらスマホを操作
・浅く座って脚を投げ出す
・カバンを毎回同じ手で持つ
・長時間のパソコン
・横になりながら本を読んだりスマホをする
・がに股で歩く
私もカバンとパソコンは当てはまりましたね。
この共通点は背骨や骨盤に負担をかける「悪い姿勢」と言えるんだそうです。
特に主婦の方は
「掃除機をかける」
「台所で調理・洗い物」
「洗濯物を干す」
というすべての家事が腰痛になる危険を伴っているとのこと。
その対処法を教えていただきました。
●掃除機のかけ方
・掃除ロボットや軽い掃除機に替える
・前かがみにならない
・1部屋ごとにストレッチや休憩
●台所での調理時
・小さい台の上に片足を乗せる(高さ10㎝程度でOK)
(昔のデパートガールの方はやっていたそう)
●洗濯物を干す時
・洗濯物は台の上に置く
・目線の高さで干す
主婦の仕事は腰に負担をかけていることが多いので、いつ腰痛を発症してもおかしくありません。
面倒ではありますが常に気をつけることが必要ですね。
腰に負担のかからないソファ-の座り方は?
●クッションを使う
ソファに深く腰掛け、背もたれによっかかるのが腰にとって良い座り方だそうです。
その時腰と背もたれの間にすき間ができるのでクッションを入れると腰への負担が少なくてすむ。
クッションがない場合はバスタオルを丸めて腰を背もたれの間にいれるとよいそう。
ぎっくり腰は冷やす?温める?
●ぎっくり腰になったら温める
冷やすを薦める先生と温めるを薦める先生と分かれるようなんですが、白土先生いわく「難しい選択」なんだそうで。
先生によるとぎっくり腰程度の炎症はあまり強くないと考えられていて、それより周りの筋肉の痙攣などを温めることでケアすることが大事なんだそうです。
なのでお風呂に入るとか湿布を貼るなどが効果的。
ここで衝撃的な事実が先生の口から!
💬湿布は冷たく感じるだけで、冷やす効果はないとのこと!
「温感」や「冷感」などと書いてある通り”感じるだけ”で、実際に貼った部分が温度変化しているわけではないんですって。
番組で検証していましたが、
確かに湿布を貼る前と貼った後では1度ほどしか温度の変化はみられませんでした。
ビックリです。
先生的には炎症をとる効果は一緒なので、
患者さんが気持ちいいと感じる方を使うのをおすすめしているそう(笑)
目からうろこですね。
📍1枚の湿布を2枚分使うお得な方法
●湿布を約2㎝幅で折り切れ込みを入れる。
そうすると広げた時に網状になるので2倍に広がる(「天の川カット」と命名)
薬剤は空いてるところにも浸透して広がるので効果的には問題なし。
逆に通気性があるので、かぶれたりはがれたりの心配もなし。
💬ぎっくり腰の予防法は?
●急激に動かないこと。
特に寝起き・洗顔・物を拾う時には気をつけましょう。
固くなっている筋肉が急激に動いたことでビックリするのがぎっくり腰なんだそう(ほんまかいな)。
腰痛になりにくい寝方は?
●仰向けでひざの下に抱き枕
●横向きで抱き枕
白土先生いわく寝るのは自分が寝やすい姿勢で寝るのが一番だそう(笑)
あえて言えば上記の姿勢が良いんだそうです。
名医が実践する腰痛予防法
●腰みがき体操
1 浴槽の隅に背中をまっすぐにつける
2 ひざを交互に抱えてお尻の筋肉をストレッチ
3 背中を伸ばしたまま両ひざを抱えて腰を背中のストレッチ
これを熱すぎない温度で10~15分
10回くらい行う
お風呂以外でも先生の腰みがき体操はあるそうで、YouTubeで検索できるそうです。
●朝風呂に入る
夜硬くなった筋肉をほぐすため。
筋肉が柔軟になるのが腰のために良いんだそうです。
腰痛で悩んでいる人は多いようで、また来週の「バイキング」でも腰痛特集第2弾を企画するとのこと。
その時はまたまとめたいを思います。