8 Apr 2016
「フラワーアレンジメント」ならまだしも「生け花」というと敷居が高いし、自分には無縁だなと思っている方も多いのでは?
正直私もそうでした。
でも「サタデープラス」をみてこれなら私にもできる、というかやってみたいと思ったのでご紹介させていただきます。
生花を長持ちさせたり、しおれた花を元気にする方法もちょびっとご紹介。
参考になりましたら嬉しいです。
これさえできればセンスいらず
「1:√2」の基本法則
今回この法則を教えてくださるのは「華道未生流笹岡 家元三代目笹岡隆甫」先生。
イケメン先生です(生け花だけに)
先生がおっしゃるには、生け花には「寸法表」というのがあるんだそう。
しいて言うなら生け花とは
『設計図が決まっていてそれに合わせて作り上げるプラモデル』
ということなんだそうです。
これがその寸法表。
まずはこの寸法表に書かれた通りに枝を切り、それから生けていくんだそう。
細かい数字も教えていただきました。
単位はcm。
みなさんメジャーでちゃんと計ってます。
この枝の長さが1:√2(約1,4)に決まっているというのが先生の提唱される基本の法則なんですね。
こんな感じ。
この法則通り、ヨットの帆のように生ければセンスいらずに簡単に生け花が完成というわけです。
その法則に従ってこじるりさんが作ったのがこちら。
ちょっと上が見切れててごめんなさい。
30分で作ったそうですが見事な出来です。
花少なくない?と思った方もいらっしゃるでしょうが、基本の型はあまりたくさんの花を使わないんだそう。
あと細かなポイントとして
●花は鑑賞者の方に向けること
●高さを変えてすべての枝を目立つようにする
ということもおっしゃってました。
ここまでだったら、ど素人の私なんぞがやってもワンパターンになるんじゃないのと思ったんですが、実際作ってらっしゃる生徒さんたちの作品をみて気がかわりました。
例えばコレ。
そしてコレ。
お2人のキレイなお嬢さん方が楽しそうに生けてらっしゃって「あーいい嫁になるぜ」と親目線で見ておりました。
それにしても素晴らしい!こんなんぱぱーとやって飾ってみせてたらサイコーじゃないですか(/ω\)
こんな立派な花器じゃなくても、この基本の法則を応用すれば湯呑茶碗に花一輪でも様になります。
こんな感じでお家に飾ってみても雰囲気がかわってよさそう。
いきなり剣山を買ってきてとかはムリですが、たまには花のある生活を楽しむのも人生に余裕ができたようで笑顔になれそうです。
番組公式サイトはコチラ→サタデープラス
生花を元気にする方法
買ってきた生花はいきなり花瓶にいけるのではなく
①まず新聞紙に花をくるむ
②1時間ほど水につけてから花瓶にいける
というひと手間を惜しまないほうがよいそうです。
📍花を長持ちさせる一番のコツは”こまめに水をかえる”こと
●花瓶の中も茎も洗う
●水の中で茎を切る
●茎を切るときは切れ味の良い刃物でつぶさないよう斜めに切る
ということも大事だそう。
よく言われている
・漂白剤を入れる
⇨大きな花瓶に1滴が良い。
殺菌作用があるが入れすぎに注意!
・砂糖を入れる
⇨花に栄養を与えるけれど、同時に菌にも栄養を与えるので繁殖する
本気で花を長持ちさせたいなら、延命剤を買うのが一番みたいですね(;´・ω・)
しおれた花を元に戻す方法
《湯上げ》
1 茎だけ残して、湯気にあたらないように新聞紙で包む
2 茎の先端を切る
3 熱湯に30秒つける
⇨茎の先端から気泡が出る。
茎の中の空気が膨張し外に押し出されることによって、茎の先端からよく水を吸い上げるため、瞬時に水を吸収することができ花が元気を取り戻す。
(※花によって効果の差あり)
お花のある生活っていいですよね。
うちのように私と猫3匹しかいない野生の王国のような所帯でも花一輪あるだけで華やぎます(*´ω`*)
お花を嫌う人なんてそうはいません。
さすがSMAP兄さん、「世界で一つだけの花」はやはり名曲です。
追記:切り花を長持ちさせる方法
11月8日の「あさイチ」で切り花を長持ちさせる方法を紹介していました。
方法を伝授して下さるのは花道家・上野雄次さん。
●漂白剤を入れる時は1リットルあたり5滴
●砂糖を入れる時は水1リットルに対して2%(20g)
砂糖は唯一の栄養源になるそう。
つぼんでいた花が最後まで開花したり、咲きそうになかった花が大きめの花になったりするそうです。
砂糖と塩と重曹で実験したところ一目瞭然でした。
●よく切れるハサミで、水中深くで少し斜めに切る
空気中で切るとストロー状の茎に空気が入ってしまうので空気が入らないように水の中で切る。
水を吸い上げる管を潰さないようによく切れるハサミで切る。
少し斜めに切ると水を吸い上げやすいそうです。
●しおれた場合、水かさの深いものに入れて応急処置
水かさの深いものに入れることで、水圧をかけて水を吸い上げていくことができます。
傷んだ花びらは取り除き、水の中につかる葉も水を腐らせないために取り除く。
茎のまわりの空気が循環するようにゆったりと生けることも大事。
入りきらなかった花は小さめのグラスなどに入れなおします。
●切り花は窓辺や日当たりの良いところには飾らない
切り花は光合成をしないので日のあたる場所に置く必要がない。
直射日光などの急激な温度変化に耐えられないので、寒暖差のないところにおくのが良いそう。
●しおれたバラを復活させるには”火であぶる”
バラなどの茎がかたいものがしおれた場合は
①茎がまっすぐになるように新聞紙でくるむ
②茎の先端が黒く炭になるくらいまで火であぶる
③水に1時間くらい浸して水切りをする
炭化することで殺菌作用があるそう。
それでもダメな場合は湯上げすると良いそう。
上の方法ですね。
お花を長持ちさせるとか色々あるようですね。
私の経験上、水をこまめに替えるのは本当に長持ちしますよ。
お花も生き物、長生きしてもらってキレイなお花に囲まれる優雅な生活を満喫したいものですね。